基調講演 「ピアニスト辻井伸行を育てた12年」川上昌裕氏
2010年06月21日 22:07
テーマ:人を生かす、才能を最大限に引き出す教育とは
~ピアニスト辻井伸行を育てた12年~
東京音楽大学講師 川上昌裕氏
1965年北海道旭川生まれ。
1988年東京音楽大学ピアノ演奏家コースを首席で卒業。
在学中からオーケストラとの共演やリサイタルの経験を積み、88年スペ
インバルセロナでのマリア・カナルス国際コンクールで上位入賞。その後
ウィーン市立音楽院に留学し、ディアンコ・イリエフのマスタークラスを92
年に首席で卒業。
在欧中はウィーン・ショパン協会主催のリサイタル、室内楽、ピアノデュオ
など、数多くの演奏活動を行う。95年に帰国。東京の主要ホールや全国
各地で毎年多くのリサイタルを行い、高い評価を受けている。
特にロシアの作曲家ニコライ・メトネルやニコライ・カプースチンの作品の
研究・演奏活動には定評があり、数多くの楽譜を出版している。2009年、
カプースチンからピアノ作品を献呈されている。
日本帰国後は、ピアノ指導者としても多くの生徒を育ててきている。
2009年6月、アメリカで開催された第13回ヴァンクライバーン国際ピアノ
コンクール、日本人初の優勝を果たした全盲のピアニスト辻井伸行氏を
6歳の頃から12年間にわたって育てた先生として注目を浴びている。
投稿者 : ewistaff | 青森中小企業家同友会